IWC ELECTRONIC ref.3602

Category: 時計
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IWC ELECTRONIC ref.3602 cal.160 (ESA9164) デイデイト
文字盤・針は我が家のIWCの中で一番綺麗かも。
ステンレスケースなんで、酸素が供給されないところには銹が出てたがビザーWで。

ref.3406はスクリューバックだが、こちらはスナップバックなので錆の程度は大分ましだった。

ところで、時計のオーバーホールは3年おきとか5年おきとか業者によってオススメインターバルが異なる。

ロレックスのメーカーメンテが受けられる機種なら、ステンレスでも隙間に汚れが付かない使い方だったらおかしくなってからメンテ出しても基本料金で新品同様にしてくれるくらいに思ってたわけだが。

だが、メーカーメンテがべらぼうに高かったり、もう受付されない機種なら多くの時計屋さんが言う、潤滑油が揮発しきる可能性のある5年おきくらいが道理に適ってると思う。ただしステンレスなら汚れが隙間にたまらない使い方で。
潤滑切れになると内部部品は一気に摩耗しだすらしい。

摩耗したパーツがリーズナブルな価格で手に入らないなら、いくら外装が綺麗でも時計としては終わりになってしまう。
長く時計として使いたいならやはり潤滑がきいてるうちの定期的なメンテは欠かせない。

さて、話は戻るが、時計屋さんオススメのメンテナンスインターバル期間でいくらなんでも3年おきは早すぎるだろう。
と、思っていたが条件付きで賛成である。

5年おきが道理に適ってると書いたがそれは金無垢かステンレスなら隙間に汚れがたまらない使い方に限ってだ。

ステンレスは錆びないのではなく、錆びにくい金属だ。
ステンレスは表面に酸素が供給されることでクロム酸化被膜に覆われ、地金と酸素が触れあわないので酸化(発銹)しない。

しかし、同じ成分系のステンレス同士で接触してても狭い隙間で酸素の供給が少なかったり、何か付着物が直接接触しているとクロム酸化被膜が形成されない。

クロム酸化被膜が形成されないステンレスはただの鉄だ。
ただの鉄は空気中に置いておくだけでも表面は錆びる。
そんな鉄状態のステンレスに水分や塩分が付こうものなら酸化と腐食がどんどん進む。

そう、裏蓋やベゼルとミドルケースの接触部分に入り込む汗や水分、ラグの部分に付着した汚れはステンレスケースを腐食させてしまうのだ。

ref.3406はまさにこの状態で、スクリュー部分は結構錆による腐食がきていた。スクリュー部分は毛細管現象で水分が入り込みやすいからだろう。ビザーWで錆を取っても腐食部分はボコボコになっている。
ref3602もケースバックとミドルケースの接触部分は腐食が見られたがref.3406ほどではない。スナップバックなので隙間部分が浅くて狭いので水が入り込みにくくかつ入り込んだ水分も乾きやすかったからだろうと想像される。

錆は最初は表面だけに生じる。この段階では錆落としも容易だし、腐食も進んでいない。

まさに3年タームでちゃんとした分解清掃していればこのレベルで済むのだろう。
表面に腐食減量があったとしても僅かで実用レベルでは関係ない。
これが3年インターバルの根拠ではないだろうか。

もしお気に入りのステンレスの時計をいい状態で長く使いたい人で、汗、水分、汚れが避けられないなら3年タームでちゃんと分解清掃する時計師にメンテをお願いするのは理に適っていると言える。

逆に防水のきいた金無垢の時計を3年タームでメンテに出すのは無駄だと言える。

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